「コンフィデンスマンJPーロマンス編ー」はどんな映画?
2018年4月から、フジテレビ系月曜9時「月9」枠で放送された「コンフィデンスマンJP」の劇場版です。
平均視聴率が8.9%とあまり振るわなかったにも関わらず、映画化されました。
しかし、ドラマの視聴率低迷は何だったのか、この作品は大ヒットし、劇場版2作目「コンフィデンスマンJPープリンセス編ー」も製作されました。
今回は「コンフィデンスマンJPーロマンス編ー」をご紹介させていただきます。
目次
作品情報
監督 | 田中亮 |
---|---|
脚本 | 古沢良太 |
公開年 | 2019 |
キャスト(レギュラー) | 長澤まさみ/東出昌大/小日向文世/小出伸也 |
キャスト(ゲスト) | 竹内結子/三浦春馬/江口洋介 |
上映時間 | 116分 |
あらすじ
コンフィデンスマン(信用詐欺師)であるダー子、ボクちゃん、リチャードの今回のターゲットは「氷姫」の異名を持つ香港マフィアの女帝、ラン・リウ。
彼女が持っているといわれる時価数百億円の「パープルダイヤ」を奪おうと画策します。
そこに天才恋愛詐欺師のジェシーが現れ、計画もなかなかうまい思うようにいきません。そして、ジェシーとダー子の過去が明らかになり・・・
キャスト
ドラマの時と同じく、ダー子を長澤まさみ、ボクちゃんを東出昌大、リチャードを小日向文世、五十嵐を小出伸也が演じています。
やっぱり、このメンバーがいなければ始まらないですよね。またダー子の弟子、モナコ役として織田理沙が出演しています。
今回のゲスト出演として、ジェシー役で三浦春馬、ラン・リウ役で竹内結子が出演しています。その他に、前田敦子や山口紗弥加が出演しています。
また、ドラマの第1話で登場した赤星栄介の役で、江口洋介が出演しています。
その他にも、ドラマで出演していた役者さんが、ドラマと同じ役柄で多数出演されています。ドラマからのファンにとっては、うれしい演出ですね!
ウサコックのおいしさ(おもしろさ)指数
4ウサコックです。(最高4ウサコック)
エンターテインメント作品として楽しめる作品です。ドラマのファンであれば間違いなく満足するでしょう。ドラマの大ファンである私は迷わず4ウサコックにしました!ドラマを見ていなくてもおもしろいのですが、やっぱりドラマを見てからこの作品を見るのをオススメします。
カプサ君の激辛(マニア度)指数
カプサ君の数が多いほどマニア向けの作品となっております。
1カプサ君です。(最高4カプサ君)
深い事を考える事なく楽しめる作品です。
感想と考察(ネタバレあり)
その①
古沢脚本のおもしろさ
古沢良太氏の脚本の代表的なドラマ作品は、長谷川博己主演の「鈴木先生」や堺雅人主演「リーガルハイ」があります。映画では「ALWAYS三丁目の夕日」や「探偵はBARにいる」「ミックス」などがあります。
「コンフィデンスマンJP」の魅力は、やはり最後のどんでん返しでしょう。今回もオサカナであるラン・リウが、実は餌だったという結末はおもしろかったですし、満足する結末でした。
序盤でラン・リウの似顔絵とお店の店員が似ているなーとか、途中、ダー子とラン・リウが繋がっているのかな?とか、伏線を探しながら仮説を立てて観てたのですが、結末は予想外でした。この作品は、最後に大どんでん返しが来る事はわかっていて、それが魅力の作品です。なので、観ている者は、「どんなどんでん返しが来るのか?」と構えて観ています。それにも関わらず、ドラマ時から毎回、その観ている者の想像を超えるどんでん返しを書いている古沢氏は本当に素晴らしい脚本家さんです。
その②
豪華な出演陣
ドラマの時のゲスト出演者が多数登場します。
ドラマ2話リゾート編 桜田しず子役 吉瀬美智子
ドラマ3話美術商編 城ケ崎善三役 石黒賢
ドラマ第7話家族編 巣鴨のキンタ役 岡田義徳、ギンコ役 桜井ユキ、鈴木さん役 前田敦子
ドラマ第9話スポーツ編 桂公彦(小池徹平)
ドラマ第10話コンフィデンスマン編 鉢巻秀男(佐藤隆太)
また、贋ダイヤ職人役で小栗旬さんが出ていましたね!
実に豪華なチョイ役陣です。
その③
様々な映画のオマージュ
ブルースリーの「死亡遊戯」とか、「ゴースト/ニューヨークの幻」とか、映画のオマージュが散りばめられてる作品ですが、中でも前田敦子さん演じる金髪サングラス女が、私の好きな作品「恋する惑星」に出てくる謎の女のオマージュ??とうれしくなりました。
他にもジャッキーチェンさんのものまね芸人のジャッキーちゃんが出てたりと、香港映画に関する小ネタがちょいちょい出てきます。
こういった小ネタを探して観るのも楽しいですよね。
最後に
この作品の魅力は、やはりラストの大どんでん返しのストーリーと、愛すべきキャラクターだと思います。
そうなると、やはり古沢脚本の素晴らしさが1番の魅力でしょう。
観る者の想像を超える結末にはいつも感動するばかりです。そして、長澤まさみ、東出昌大、小日向文世といった俳優陣の演技がキャラクターの魅力を増幅させています。
予告編を見た時は、正直どうかな?と思ったのですが、非常におもしろかったです。気持ちよくダマされました。